憑依奮闘記3 第四章
2011-11-12
自治領であるベルカ領には、ミッドガルズの支店が一つある。 適当にタクシーを捕まえてそこに向かったヴィータは、その支店から次元通信を本社に繋げていた。 無論、繋げたのはどこに居るかも定かではないカグヤへ直接ではない。 いつも受け付けに居る社長の方へだった。
『あらあら、今日はリインちゃんと一緒じゃないのねヴィータちゃん』
「アタシだって、いつもいつもあいつと居るってわけじゃねーです」
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不定期更新
2011-11-11
どもーこんにちわ。不定期更新ブログの主トラスです。 相変わらず不定期です。 ランダムです。 亀よりも遅いスロー更新です。
しかも、また真新しい機能に挑戦しようかと思って三部四章を予約投稿とかしてみました。
予約投稿……日記<ブログ>を書くときに先に書いておくとはこれ如何に? などと首を捻りそうな機能だと個人的には思いますが、そこに存在しているので使ってみたいという欲求が沸いてくるから不思議です。 まぁ、ほっとけばそのうち記事が出てくると思われます。 出てこなかったら今度直すしかありませんがw
それと、コメントアリです。 いつも通りやる気に変換しておきます!!
後は、そうですね。 三部あたりからのコメント返しを復活しようかなと思います。 不定期の分際でにコメント貰ってる癖に書かないのはどうなんだ? みたいな感じです。 やっぱり貰ったらうれしいわけで、全員に返すのはボキャブラの観点から無理でも気づいたら何か一言でも返したいというのが素直な気持ちですので再開します。 更新のときに、ですけどね。
憑依奮闘記3 第三章
2011-11-11
――夜が明けた。
酷く長い夜だった。 指揮官からの作戦終了の号令を皮切りに、局員たちの中で張り詰めていた緊張の糸が、安堵という名のハサミでプツンと切られる。 その、弛緩したような空気を背にしながら、廃棄都市区画から遠ざかる一台の護送車がベルカ領へと走行していた。
通常の一般車両よりもやや角ばった印象を受けるその車両の後部車内には、一人の局員と教会のシスター、そして次元犯罪者を二名乗せている。 行き先はベルカ自治区の聖王教会、そのお膝元だ。
MBO 01
2011-11-11
人類の飽く無く欲望は、ついにリアル<現実>だけでは飽き足らずバーチャル<仮想>にまで及んでいる。 そのとある技術者はリアルを可能な限り仮想化し、俺たちを仮想の箱庭に閉じ込めた。 そこはもう、新しい世界だ。 新世界と呼んでもいいかもしれない。 0と1で作られたその仮初の世界の中で、俺たちは日々を生きている。 この禄でもない世界に、その命を握られたまま。