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語られざる歴史07

 2007-10-27
 研ぎ澄ましただけのただの鋼鉄の爪を振るう竜と、爆炎を纏った鳳凰の衝突は舞台の喧騒を一瞬に吹き飛ばした。 誰もがそれに言葉を失う。 視線の先には、宙を舞う人影。 漆黒でその全てを覆った黒騎士の体が、まるで冗談のように虚空にあった。 そうして、ソレは弧を描いて舞台に背中から落ちると数メートル程転がってようやく動きを止める。

 誰が見ても、勝者は歴然としていた。 目に見えるだけの破壊力と、それ扱う男の技量。 ただの道楽の挑戦者だと思っていた男の力は黒騎士を完全に凌駕している。 

 静まった喧騒の中、審判役であるミュラーは薄目をあけるだけでまだ勝者を決定しなかった。 本来であるならば、ここで勝者を決定し急いでアキトの状態を確認するべきである。 だが、同じく戦士としての血がそれをさせるのを拒んでいた。

 視線の先には、吹き飛ばされた男――アキトがいる。 その気配が、まだ完全に失われてはいない。 そして何より、彼の右腕にはまだ剣が力強く握られていた。 力負けして吹き飛ばされたというのに、自身の獲物を手放していない。 そこにミュラーはアキトの執念を垣間見た気がした。 そして、それはアランも同じだった。 着地してすぐに体制を整えたまま、彼は微動だにしない。 まだ、どこかで目の前の男が立ち上がるはずだと戦士の勘が訴えていた。

 ピクリ、とアキトの左腕が動く。 右腕が開いては閉じ、握り締める鋼鉄の感触を確かめながら、それを舞台に突き刺すようにして起き上がろうとした。 よろめく体と、遠めにも分かる震え。 体の芯からアランの技が効いている証拠だった。 しかし、それでも彼は立ち上がった。

「おいおい、無理はしないほうが良いぜ。 明日も公演があるんだろう? 大人しく寝ておけって」

 荒い息を吐きながら、立ち上がろうとするアキトを呆れた風にアランが言う。 とはいえ、内心で彼は舌打ちしていた。 自身の必殺技の一つに耐え切ったのだ、目の前の男は。 自分とは違い、気や闘気といった力の扱いを知らないただの剣士が、無心に放った技で自分の技を軽減した。 それは自分の未熟さを嫌でも痛感させられる現象だった。 想定では、先ほどの一撃で彼の意識を寸断するはずだったというのに。

「……」

 立ち上がったアキトは、剣を杖のようにしながらも幽鬼のように立ち上がる。 バイザーの奥に隠された瞳が、真っ直ぐにアランに向けられていた。 無言のまま、アキトは剣を構える。 さあ来い、次も迎撃してやる、と全身が語っているかのようだ。
 その様子に、アランは大きくため息をつくと構えていた剣を地を這うように振るった。 アランの気が大地を走り、斬撃となって虚空を奔る。 アランが一度見せた技、魔神剣だ。

「……」

 アキトは動かない。 もう既に、それを防御する力も回避する機動力すらも失っていたからだ。 目の前に迫り来る超常の技を前に成すすべも無い。 だが、それがアキトに命中することはなかった。 何故なら、それがアキトに命中する寸前に藍色の影が気の斬撃の前に現れたからだ。

「はぁっ!!」

 藍色の闘気、あるいはそう見える何かを右手に纏った彼女は虫でも払うかのように腕を振るう。 と、まるで冗談のようなことが起きた。 魔神剣の斬撃が、振るわれた腕に弾かれた瞬間に霧散したのだ。

「――はっ、冗談だろ?」

 その光景は、アランにとっては悪夢だった。 思わず口に出た言葉と、完全に表情にでている驚きは舞台を眺めていた聴衆にとっても同じだった。

「彼はもう気絶しているよ。 これ以上は試合続行不可能だ。 よって君の勝ちだよ、アラン・アルベイン」

 そう言うとミュラーは、前のめりに倒れこむアキトの体を優しく横たえて団員を呼んだ。

「すまないけれど、彼を楽屋に運んであげてくれないかい? 大丈夫、ただ気絶しているだけだから明日には目を覚ますと思うよ」

「は、はい!!」

 駆け寄ってきた数人の踊り子に頼むと、ミュラーはアキトの握り締めた剣を取り上げる。 気絶してからも、その手には力が入っていて決して剣を手放してはいない。 なんともまあ、一途というか頑固な弟子だと苦笑する。 

(こういうのを見せられると、師匠としては仇をとってあげたくなるじゃないか)

 弟子が振るっていた剣の柄を握り締める。 アキトの汗と、長時間握り締められていたことによって熱を持った剣がミュラーの心を熱くする。 ミュラーはその後、アランの手をとって舞台中央へと向かう。 そこでひとまずは勝利宣言をしなければならない。 そうして、後は少しだけ彼の仇を取ってあげよう。 徹底的にがいいか、それとも指導するようにがいいだろうか?

「――勝者、アラン・アルベイン!!」

 どこか背筋に走った悪寒に震える剣士の勝利を宣言しながら、ミュラーは少しきつめに指導することにしようと心に決めた。 その後ろで、ポニーテールの少女がアキトの介抱のために踊り子たちに付いていったのはまったくの余談だった。 







第七話

               「テンカワ・アキト」








 ――敗北するということは、それすなわち勝者に全てを奪われるということ。

 少なくとも、相手がそういう意図を持っていたならば敗者には何もできない。 力とは純粋なる脅威なのだ。 それは何も相手を物理的に排除する力でなくてもそうだ。 力とは権力であり、金であり、武力であり、知力である。 それを普通よりも多く持つ者をどこの世界でも強者と呼び、弱者は常にそれの影で怯えることになる。 それは、どれだけ発達した文明を持ったとしても人間が必ず抱える構造問題なのかもしれない。

 ある星に、限られた者しか利用できない力があった。 その力は力を持たぬものにとっては脅威以外の何者でもなく、それを制する者が次の強者となるのは間違いなかった。 そこで、一人の男の描いた野望と独善的な正義が、彼の全てを奪いさった。

 彼は世間一般では普通の子供のはずだったがその両親も、そして彼自身も普通の人生を歩みきることはできなかった。 両親は科学者として優秀な部類に入っていたが、スポンサー企業との意見の食い違いにより暗殺され、彼自身は両親の発見したものに呪いをかけられていた。 生きたモルモットという呪いだ。 ただの人間には使えないその力は、やがては企業や軍を巻き込んだ。 勿論、不幸ばかりだったわけではない。 彼には多くの仲間ができたし、生涯を共にするはずだった妻と義理の妹ができた。 駆け出しとはいっても、ラーメン屋の屋台を引く料理人であり、いつかは自分の店を持って幸せな毎日を送ろうと日々を生きていた。 けれど、それは長くは続かなかった。 まるで泡沫の夢のように、弾けて消えたのだ。

 新婚旅行で故郷の星へと旅立つシャトルが爆破され、彼と妻は誘拐されてモルモットとなった。 圧倒的な力を持つ存在によって、敗者とされた瞬間だった。 もし、あの時奴らを倒す力を持ってさえいれば歴史は変わっていたのだろう。 けれど、そんなものはただの料理人には無い。 あってはならない。 だというのに、彼と妻は常人には無い確かな力を有していた。 それが、恐らくは不幸の始まり。

 かつての仲間に助けられ、命からがら脱出できたときには彼が手に入れていた幸福な世界などありはしなかった。 希望が絶望へと変わり、絶望は怒りへといとも簡単に変化した。 そうして、いつしか力を渇望して憎悪の炎で身を焦がした。 それしかもう、彼には残っていなかったのだ。

 料理をするために欠かせない舌が死んだ。 五感が著しく奪われ、光を感じることすら厳しかった。 視覚を補助するためのバイザー、感覚を補助するためのボディスーツ。 そして、同じようにモルモットとされていた少女の力でかろうじて得ることができた感覚。 今でこそ治療である程度はマシになっているが、当時の絶望と言えば世界を呪い殺せそうなほどだったろう。


――だからこそ、敗者になるということにどうしても拒否反応を示してしまうのかもしれなかった。


 非常に楽しかったと同時に、酷く酷く恐怖した。 敗北の苦味を嫌というほど知っているからだ。 ぼんやりとした思考の中で、今目の前にある背中を見る。 暗い闇をその背中に背負い、妄執とも執念とも言える感情と恐怖に怯える自分は、剣を杖にして辛うじて立ち上る。 とはいえ、できたのはそこまで。 自分はそれ以上のことなどできず、手も足も出ない状態で相手を射抜くように見る。 そんな自分に何かを言い、ため息とともに放たれた気の刃が自身に襲いかかった。 見れたのはそこまで。 それ以上は深い暗黒が目の前に広がるだけだ。


――これは夢だ。


 そんなことは分かっていた。 だからこそ、暗黒の中にさらにさらに黒い闇を抱えた外道が目の前に静かに佇んでいる。 殺したはずの貴様が、何故そこにいるのか。 疑問を飲み込み、問いかける。

「何のようだ、北辰」

 その男は編み笠を頭にかぶり、右手には錫杖を持ってただ無言で立つのみ。
何かを言いたいわけでもなければ、伝えに来たわけではない。 暗い暗い暗黒の深淵から、この夢を見ている自分自身をただ見ている。 見て、嘲笑っている。 それがとてつもなく不快だった。

 何ゆえ、黄泉路に逝ったはずの死人が枕元に立つ? それも今更。 まさか、敗北した自分が体に刻み込まれた恐怖を具現かさせたとでもいうのか? だとしたら笑えない。 自分自身の敗北を笑い、ただそこにいるだけで自分自身を不愉快にさせるためだけに存在する害悪の象徴。 それを自らが夢の中でさえ見るなどと。

 編み笠の男は口を裂けるほどに大きく口を開けると、声なき声で笑う。 ――が、次の瞬間には錫杖を振り上げ目前に迫ってきた。 

「く!?」

 幻の癖に、どうしようもない程あの男だった。 咄嗟にそれをサイドステップで避け、距離をとりながら自分自身の体を見る。 何か武器はないのか?  そこで、気が付く。 自分自身があの舞台での衣装のままその腰に見覚えの無い刀を差しているということを。 咄嗟にそれの柄に手を伸ばし、鞘から抜く。 刀身は刃の部分だけが鋼の銀色をしているが峰の部分から全て闇よりも黒い。 まるで自身を侵す闇に刃が侵食されているかのようだった。 刃の銀が自らを覆う闇に反逆しているのか。 咄嗟にそんな風に思って、次の瞬間にはそれを真横に薙いでいた。

 一閃された銀の闇が、迫り来る鉄塊を弾き飛ばす。 そうして、甲高い音とともに弾かれた錫杖が再び自らを襲う前に、肩口から体当たりを仕掛ける。 派手に後方に吹き飛んでいく外道。 しかし、特にダメージを受けていないとでもいうように、綺麗に受身をとって立ち上がると舌なめずりをしながら疾駆した。

 先ほどの様子見の一撃などよりも、よほど早い。 これが、奴の生身の実力なのだった。 機動兵器の扱いも、そして暗殺技術や体術でさえもこの男は修めている。 料理人であった自分には無い武を高いレベルで確立しているその外道に、アキトもまた俄仕込みの技で立ち向かう。 機動兵器戦闘では容易く負けはしない。

 だが、こうして生身でやりあうということがどういうことなのかアキトは理解していた。  答えは簡単だ。 まともにやって勝てるわけが無い。 アレは戦闘のプロであり、殺しのプロだ。 長年をかけて作り上げてきた戦闘技術を前に数年鍛えただけの自分が歯向かうなど愚の骨頂だ。 けれど、それでもこの男に負けることなどできはしない。 それは、己自身の魂が許さない。

――シャリーンと、黄泉路の音を響かせながら錫杖が幾度となく振るわれる。

 彼はそれを避け、弾き、逸らし、自らも怒涛の反撃を繰り返す。 外道の技術は確かに一級品だ。 奴から比べれば彼の戦闘技術など二流なのかもしれない。 けれど、それは彼女に教えを請う前の話。 剣姫の教えと、彼女から学んだ戦闘技術によって彼もまた同等のレベルへと上がろうとしているのだ。

 剣が奔る。
 先の先を読み、戦場を制圧するために。 そうして、自らの勝利への道筋を構築しながら加速する剣閃が外道の一撃をことごとく封殺していく。 逃げ道を無くすように、詰め将棋のように追い詰めながらついに必殺の好機を見出していくその様は、正に彼女が彼に教えてきた動きそのもの。 まだまだ粗削りではあったが、それでも彼自身でも驚くほどの結果を出している。 そして、戦闘技術も満足できるレベルまで上がってきているという事実と、自らが握る不思議な刀の存在。 それが、得も知れぬ高揚を生み出した。

 剣などとは違って軽く、まるで自分自身のためだけに存在するかのように扱いやすい。 命の鼓動を奪う鋼に過ぎないはずなのに、妙に怜悧で破滅的な匂いを漂わせながらもどこか暖かいそれは確か命の鼓動を打っており、彼に力を与えていた。 
  
 高揚を超えた熱と、湧き上がってくる無限の力。
周囲に存在する何かを力へと転換し、それを糧に己が力と変えていくその過程に置いて感じる酩酊感が堪らない。 一種の快感でもあるそれは、背筋がゾクゾクするほどに甘美だった。 そして何より、目の前の男でさえ歯牙にかけていないという強さがどれほど心地良いのか。 自然と釣りあがった唇が、彼の興奮の度合いを如実に表している。 打ち合う刀が加速して、重厚な剣閃となって翻るたびに外道の呻きが聞こえるようだ。 ならばと、体に馴染ませてきた型を持って一気に勝負を付けるだけ。

―― 一貫・護剣 虎破の型。

 獰猛な猛獣さえ破る高速の二連撃が、外道を襲う。 驚くことに、鋭さと速さを重視している彼の刀で、外道はそれだけで大きく吹き飛んだ。 まるで、彼には無いはずの超常的な力が彼に宿っているかのようだった。 自らの所業に自分自身で驚いた彼だったが、刀を鞘に納めて猛然と駆け出した。 今ならば、なんでもできる。 完全な形であの型を放つことさえも。
 直感が引き金となって、彼の体を突き動かし特殊な歩法で外道の正面へと肉体を高速で移動させる。 その様はまるで電磁カタパルトで打ち出された機動兵器だ。 初速は弾丸のそれであり、対峙した外道には一瞬彼が消えたように見えたに違いない。

―― 一貫・護剣竜撃の型。
 
 シャーッと、鞘を滑る刀の音が嫌に響くのを彼は確かに聞いた。 刀の速度を増幅させる鞘走りと、威力を上げるための腰の捻り。 そして、懇親の踏み込みをもってして得られた最高の運動エネルギー。 外道とすれ違いながら感じるその完璧なまで力の伝達に、剣閃が応えた。 それは正に、自らが学んで工夫した技が真に完成した瞬間であった。 今ならば、そうだ。 この刀さえあれば、あの爆炎を纏った鳳凰とさえ戦えるだろう。
 互いに背中を向けたまま、数秒ほど技後硬直で動きが止まった。 しかし、勝敗など分かりきっていた。

「……見事也、復讐人よ」

 今まで一度も口を開かない亡霊が、賛辞の言葉を吐いて事切れる。 その呟きを背に、最高の刃を鞘にしまって彼はようやく泡沫の夢が終わることを悟る。 暗黒の中に光が広がっていく。 自分自身の暗黒を切り伏せた彼を祝福するかのように。 彼の世界が生まれ変わっていく。

 それは儀式だった。 今だに闇に囚われている彼を開放するためだけに存在する、彼だけのための。 ふと、彼は漠然と理解した。 自分自身で決着をつけたわけではない。 何か超常の存在が自らに対しての答えを求めたからこそ、この泡沫が存在したのだと。 彼の態度に業を煮やしたその誰かが、お節介を焼いた。 ただ、それだけのことなのだ。

――さあ、現に帰るが良いテンカワ・アキトよ。 

 不思議と、お節介焼きの誰かの言葉が聞こえてきた。 幻聴かとも思ったが、敵意を感じないことからそれが確かに聞こえる声だと直感してアキトは文句を言った。

「何のつもりか知らないが、余計なことをしてくれたな」

 虚空から響く声の主に向かって呟きながら、彼は苦笑する。 その苦笑を、声をかけてきた何かも苦笑で返す。 自分自身でも恐らくはそうだと感じていたのだろう。 

――そう責めてくれるな。 力が欲しいのだろう? ならば精々私に嫌われないようにな。

「力だと? この刀のことか?」

 最高の刀だった。 少なくとも、今の彼には喉から手が出るほど欲しい代物であることは間違いない。 この刀さえあれば、あの剣士とも互角以上に戦えるだろう。 夢の中で握った空想のものだとしても、アキトはそれに未練を覚えた。

――さて、それはまた今度話そう。 忘れるな、私は常に貴方を見ている。 貴様が私を満足させてくれる存在ならば、私は貴方の刃となろう。

 泡沫が消えていく。 ついに世界の全ての闇を駆逐した光が全てを飲み込んだのだ。 それとともに、アキトの幻聴はとまった。 問いかけてみても、それ以上答える声は無い。 まったく理解できない現象ではあったが、不思議とまた先ほどの何者かと会うような気がした。

「……まあいい。 せいぜい夢の中から観戦でもしておけ。 次にあったら今の刀を寄越してもらうぞ」

 光に包まれていく世界と同化しながら、彼は悪態をついて夢が覚めるのを待った。










「……知らない天井だ」

 目を開けると、そこは舞台ではなかった。 踊り子の衣装や化粧台が並ぶことから、奇術団の楽屋らしいことは分かったが、滅多に入ることが無い場所だったため、ぼんやりとした思考のままで周囲を眺めた。 少し視界が悪いのは恐らくバイザーが無いからだろう。 

「妙な夢を見た気がしたが……」

 誰かに会った気がしたが、思い出せない。 しばし云々と唸っていたが、所詮夢の中の話だと思考を切り替える。 そうしてゆっくりと体を起き上がらせながら、周囲に目を凝らす。 と、自分の足元で毛布をかぶった少女が可愛らしい寝顔を晒していた。 どこにでもいそうな、普通の少女だった。 けれど、奇術団員ではないことだけは確かだ。 少なくともアキトには彼女を見かけた覚えが無い。 奇術団内で桃色のポニーテールをした少女など、一目見れば覚えそうなものだが、記憶に無いのだから団員ではないと思う。

「まあ、いいか」

 バイザーはアキトの頭上の枕元に近くに置かれていた。 それを付けると、アキトの不自由な視界が少しはマシになる。 バイザーをつけたことで少し頭が冷えたようで、その頃には自分が寝ている理由に検討がついた。 

「確かに自分は舞台の上でミュラーと戦っていて、その後に乱入者と戦ったはず。 確か名前は……アラン・アルベインと言ったか?」

 どこか軽い印象を受ける戦士だった。 けれど、その剣の腕は本物であったしあの不思議な剣術には正直手も足も出なかった。 純粋に強かったと思う。 科学が発達していないおかげで、あのような技がこの世界では存在するのだろうか? 漠然とあの技を使えるようになりたいと思ったが、すぐにそれを諦める。 アレはこの星の技術なのだ。 異邦人である自分がおいそれと使えるはずもないだろう。 無いもの強請りもいいところだ。 自分は現在ミュラーに師事しているというのに。 そこまで口にして、ハッと気づく。

「……負けたことに対する言い訳だとしたら、なんてかっこ悪い」

 自分の想像に自嘲し、軽くため息をつく。 こんなことで、本当にダオスの旅に付き合うことができるのだろうか? この世界の剣士が皆あんな技を使うならば、自分のようなただの剣士など足手まといではないか。

 起こしていた体を倒し寝転んで天井を眺めながら、アキトは彼との戦闘を思い出す。 豪快に剣を振るうアランの姿が思い出され、もう一度ああいった超常の技を使う彼との戦いを脳内で再現してみた。

 確かに、アレの威力は凄まじかった。 本気で殺す気でかかれば、あれほど破壊に特化している技もないだろう。
 この世界の魔物と剣で戦うのならば、ああいう技を使えれば随分と楽ができるはずだ。 銃を使えば彼を殺すことも簡単ではあると思うが、こと白兵戦においては勝てるとは思えないし、何よりも剣で戦うということに意味があるので、その考えは意味がない。 防御した瞬間、確実に殺される。 あの技に対抗できるわけがない。 アレは、防御ごと打ち倒す類の剛剣だ。 受けるだけで疲弊する。 ならば、攻撃する暇を与えずに攻撃し続けなければならないわけだが、それも不可能だろう。 身体能力で彼を圧倒しているわけでもない。 攻撃速度は上であるという自信はあったが、それでも三回に一回は攻撃を食らうだろう。 それに、向こうには遠距離から攻撃するための技がある。 間合いの外からの攻撃も可能ならば、先手を打たれることになって――。

「結局、もっともっと努力をしなければならないということだな」

 彼らは身体能力でも高い潜在能力を持っている。 アキトの住んでいた星と比べて、魔物という確かな脅威が存在するこの星では、それは当たり前だったかもしれない。 そもそも、テンカワ・アキト自身の戦闘能力は彼の星では高いほうだ。 その自分を容易くあしらう事のできる戦闘力に、この星に住む者たちの過酷さを容易に想像できた。 ヴェネツゥアまでの道中、そうそう魔物に襲われたわけではなかったがそれでもあの古城での戦闘はそう思わせるほどの脅威であると認識していた。 故に、そういう存在に対する武力を得るための剣をミュラーに師事している。 また、自身が手に入れられなかったものを手に入れられるかもしれない男の手助けをしたいとも思っていたが故に、その足手纏いになるような弱い自分など必要なかった。

 と、そこまで考えていたアキトの脳裏に、一つの疑問が浮かぶ。 単純なことではあったが、気になるところでもある。 一度それを考えてしまったら、恐らくは答えを聞くまで気になる問いだった。 だが、そこまで考えて同時にその問いには意味が無いと思い返す。 何せ、”彼女”が”彼”に敗北する姿が何故か想像できなかったからだ。 

「とはいえ、あの超常の攻撃が相手では……」

 純粋な剣の腕前だけなら、アキト自身はアランと戦ってもそう簡単には負けないと思っている。 勝つことは難しいが、負けないようにするのはそう難しくないという感触があった。 しかし、彼の必殺技を考えるとどうしても嫌な想像が頭をよぎる。 ミュラーがアキトへ指導する間、あのような超常の力を振るったことなど一度も無い。 超常を敗れるのは超常だけだ。 彼女の剣の技量は凄まじいの一言につきるが、果たしてアレを相手にただの戦闘技術が役に立つのか? 負ける姿が想像できないのは確かだが、同時に不安でもあった。

 そうやってアキトが一人悶々としていると、外からノックの音がした。 どうやら、誰かがやってきたらしい。 やってきた誰かは、アキトが声を上げる前に扉を開けると関係者でもないのに楽屋へとズカズカと入って来た。

「よう、元気そうだな」

 入ってきたのは、アキトを倒したアランだった。 手に持っていた果物を、「ほれっ」と言いながら投げてよこす。 果物は赤く、アキトの星にあったリンゴに似ていた。 どうやら、お見舞いに来たらしい。
 
「……驚いた、自分が倒した男の見舞いなどするのか?」

「まあ、一応舞台に乱入したんだからこれぐらいはしとかないとよ。 お前が気持ちよく戦ってたのに水を差したこともそうだし、気絶させたことへの侘びさ」

 アキトに投げて寄越した果物と同じ物に齧りつきながら、アランは起き上がったアキトの隣に座り込む。 そうして、軽薄そうに笑いながら「結構甘いな」などと果実の味を批評する。
その軽さに毒気を抜かれたアキトは、自らも彼を真似て果物を齧った。 シャクシャクという租借音と共に、瑞々しい果実の甘さが口に広がる。 味覚が鈍くなっているアキトにさえ、その芳醇な甘味が理解できた。

「……美味いなこれ」

「だろ? 市場で見つけたんだが、結構良さそうだったから持ってきてやったんだ」

 屈託なく笑うその姿が、どこか清清しくて思わずアキトは苦笑した。 剣の勝負を挑んできただけに、もっと剣呑な奴なのかと思っていた。 けれど、こういう爽やかな面もあるらしい。 勝った男と負けた男。 けれど、こうして話しているとそんなことに拘っていた自分が馬鹿みたいだ。 どちらかと言えば、スポーツのような感覚なのかもしれない。 この男にとっての剣の腕の競い合いというのは。 殺し合いではなく、競いあいだったからこその連帯感とでも言うのか、アキトは言葉を交わす内にアランに対する蟠りが無くなっていくのを自覚した。

「それにしても、このお嬢ちゃんあれからずっと看病してたのかねぇ……」

 取り留めのない話をしていた中、ふとアランの視線が足元で寝ている少女へと移った。

「……彼女を知っているのか?」

「ああ、どうやらお前のファンらしい。 お前さんが勝つと思って、俺を舞台まで引っ張っていってくれたのもお嬢ちゃんだ」

「ちょっと待て、ファンってのはなんなんだ? それに、引っ張り上げたってのはなんだ?」

「言葉どおりさ。 文字通りテンカワ・アキトっていう黒騎士もどきのファンで、箒で飛んで俺を舞台までつれてってくれたんだよ」

 ファンという言葉に、少し首を傾げるアキトだったが次の言葉に絶句していた。

「待て、箒で飛べるのか彼女?」

「ああ、多分ハーフエルフなんだろうぜ。 あいつらはエルフとの混血だから魔術が使えるんだよ」

 そういう超常が存在しない世界からの来訪者としては、箒で空を飛ぶという概念がいまいち理解できない。 まるでアニメか小説のようだとアキトは思った。 

「……魔女っ娘プリンセスでナチュラルライチとか言うオチは無いだろうな?」

「言ってる意味が分かんねぇよ」

「すまん、忘れてくれ」

 彼の星のネタであるが、それをアランが理解できるはずも無かった。







 それからは、取り留めの無い話をした。 アランがユークリッド大陸の中央部で、豪族の下で傭兵をやっていたこと。 そこで、本物の黒騎士と戦ったことがあるという話、そして自らの夢についても、彼は笑いながら話した。

「俺はそのうち、剣術の道場を開きたいのさ」

 だからこそ、剣の腕を磨きながら金稼ぎができる傭兵をやっている。 そういってニヤリと笑うアラン。 だからこそ、昨日はお前たちに挑戦したのだと鼻の頭をかきながら言う。 そのせいで、しばらくはヴェネツィアを離れられなくなったとも。

「かなり派手にやったからな……舞台ぶっ壊したところもあるし、それの修理代と迷惑料を払わないといけないんでしばらくこの奇術団に厄介になることになったのさ」

「……なるほど。 だから、お前の後ろでミュラーが睨んでいるわけか」

 話に夢中になり、アランは彼女の来室に気づかなかったらしい。 たまたまアキトの側からは入り口のドアが見えていたからこそ気が付いたのだが、相変わらず気配を感じさせない動きをするミュラー。 後ろを振り返ったアランが、顔を青くしながら振り返った瞬間にミュラーが持っていた杖がアランの頭をコツンと突いた。

「うげぇ!?」

 その瞬間、飛び上がるようにして悲鳴を上げるアラン。 何があったのかアキトは知らないが、アランはミュラーに苦手意識でも持っているらしかった。

「……失礼な人だね君は。 いきなり振り返った瞬間うげぇ、だなんて」

「い、いや姐さん。 いるんならいるって言っくれよ」

 ビクビクしながらミュラーに言うアラン。 どうやら知らない間に上下関係が構築されているようだ。 蛇に睨まれた蛙よろしく、アランは後ずさりながらアキトの背後に撤退した。 しかし、退路はすでに無い。

「それで、ミュラーは何をしに来たんだ? 別にアランを脅かしに来たわけでもないだろう?」

「当然だけど君のお見舞い。それとそこにいるアラン・アルベインを探しに来たのさ。 舞台の修理の途中で逃げたって話を聞いてね、手持ち無沙汰だった私に白羽の矢が立ったわけさ」

 そういうと、ミュラーはアキトの背後に回ったアランの首根っこを掴んで捕獲すると、朗らかな笑みを浮かべてそっとアランの耳元で何かを言った。 次の瞬間、アランの青い顔がさらに真っ青になり、冷や汗を流しだす。 

「じゃあ早く修理を再開しておくれよ。 昨日の乱入のおかげで、舞台があちこち傷ついているんだからね」

「サーイエッサー!!」

 敬礼しながら全力で走り去っていくアランを見ながら、アキトは二人の間でいったい何があったのかと首を傾げる。 明らかに、アランの様子が尋常ではなかったのが気になるところだ。

「ミュラー、いったい彼に何を言ったんだ?」

「なに、修理を早くしないとまた”泣いて喜ぶほど優しく”指導すると言っただけだよ。 もっとも、彼はまた私と戦いたいらしいから、悪くない話だろうけどね」

「そうなのか? ん、また戦いたいということは昨日アランと戦ったのか?」

「うん、君に勝ったら相手をするという約束だったからね。 きっちりと相手をしてあげたよ。 それにしても、彼は中々頑丈だね。 気絶した君と同じように、彼も気絶させてあげたんだけど今日の朝にはもう目が覚めていたよ」

「そうか……ミュラーが勝ったのか」

 どこか、安堵するようにアキトが呟く。 負ける姿を想像できないと思っていたが、こうもあっさりと勝ったことを言うということは、彼女は苦戦したりしなかったのか。

「おや? 私が負けると思っていたのかい?」

 心外だと肩を竦めながら、ミュラーはため息をつく。

「悲しいね。 弟子に自身の勝利を信じてもらえない師匠と言うのも」

「相手は、超常の力を使うからな。 ミュラーの一貫の中に、あんな超常の技は教えてもらっていない。 どうなるか俺には分からなかったんだ。 ミュラーが負ける姿を想像はできなかったが……」

「ふふふ、そうなのかい? でもまあ、彼の技は確かに目を見張るモノがあるけれどさほど問題ではないよ」

「アレで大したことが無いというのか?」

 ミュラーの余裕の言葉に、アキトは思わず絶句する。 勝ったというミュラーには、確かにアランの技を問題にしないだけの力が備わっているということなのだろう。 けれど、ここまで簡単に言われるともはや言葉が出ない。 一体目の前の美女は、どれほどの戦闘能力を持っているというのだろう? アランが真っ青になるぐらいの力量というのを、是非一度この目で確かめてみたいと思った。

「大したことが無いとは言わないよ。 私もアレをまともに喰らえばそりゃ大怪我は免れないしね。 けれどね、攻撃なんて当たらなければどうということは無いものだよ」

 そこには、驕りなど全くなかった。 自慢している風でなし、道端であったときの軽い挨拶のような余裕さえある。 いつもと変わらない微笑に、アキトはもう苦笑するしかなかった。

「それに、まあ”普通じゃない”存在と戦うのは私は慣れているからね」

「普通じゃない存在? 魔物とかのことか?」

「うーん、魔物と戦ったことも確かにあるけど少し違うね。 もっと強いよ、彼女たちは」

 どこか懐かしむようにミュラーは目を細めて少し語った。 それは、彼女の住んでいた世界での話しだった。

「なんて言葉にしたらいいかな。 彼女たちは……そう、妖精とか精霊とかそういう存在だったよ。 スピリットって呼ばれる存在なんだけどね」

「スピリット?」

 聞きなれない言葉に、アキトは思わず聞き返す。

「そう、スピリットさ。 永遠神剣を持って生まれてくる有限世界『ファンタズマゴリア』で生まれたマナ存在。 人間を遥かに凌駕した能力と力を持った彼女たちは皆特殊な剣とマナでできた体を持って生まれてくる。 彼らはマナを操り、超常の力を行使することができる」

「そんな存在がいる世界に、ミュラーはいたのか。 だから……それほどの戦闘技術を手に入れたのか?」

「うーん、それはなんともいえないね。 なんというか、父親への反抗心だったとかその他もろもろの理由があるしね。 今となっては懐かしい話だけれど……」

 アランの超常的な技など、ミュラーにとっては実は大した物ではなかったということなのだろうか。 なるほど、だとすれば一貫とはそういう存在とも戦うための技術なのかもしれない。 深くはミュラーは語らないが、そういう側面ももしくはあるのではないかと推察した。 そして同時に、そういう超常を操ることができることが前提での技術ではないか、とも思った。

「まあ、私のことは置いておくよ。 さっき話したスピリットたちは皆特殊な剣、永遠神剣を持って生まれてくるんだ。 永遠神剣はマナを用いて神剣魔法を発動させたり、防御や攻撃なんかの色々なこともできる。 その使い方は所持する永遠神剣やスピリットの種類によって違うけれど、アランのあの特殊な攻撃……気とかいう力を使った技らしいけど、それと似たようなことが簡単にできる。 だから、私はアランのああいう攻撃も大して脅威には感じられないのだろうね。 何せ見慣れているんだから」

「見慣れている……か。 ミュラーはああいった技は使えないのか?」

「うーん、使えないことは無いんじゃないかな? 私には気は使えないけれど、マナなら少しは理解できるからね。 けどまあ、私はそういうのは興味が無いから試そうとしたことは無いけれど……そうだね。 ロティ――弟子の一人がマナを使った攻撃なんかを使ってたよ。 私の教えた剣術と併せて、永遠神剣のマナを利用した放出系の攻撃をね。 私の使う攻撃はマナを直接叩きつけるタイプだから少しタイプが違うのだけれど」

「……」

「興味を持ったって顔だね?」

「ああ、その永遠神剣とやらが少し欲しくなったよ」

 超常的な力、それに確かな魅力をアキトは感じた。 とはいえ、それは無いもの強請りというものだろう。 ミュラーの故郷にはあるというが、この星にある可能性など皆無だろう。 儚い夢のようなものだ。 

「うーん、この世界に永遠神剣があるかどうかは知らないけどあまりお勧めはしないよ。 上位だろうと下位だろうと、永遠神剣は人間を圧倒するだけの力を持っているんだ。 特に上位神剣は神の如き力を振るうことができるだろうし、そんな力を人間が手に入れるなんてのは力の持ち腐れでしかないよ」

「神の如き力……か。 そんなにすごいのか?」

「上位神剣の所有者数人、そして上位神剣の一つと会ったことがあるけれど、別格だったよ。 存在のレベルが違いすぎるという奴かな。 できれば戦いたくない相手だね」

「ミュラーにそこまで言わせるとは……」

 正直、アキトには理解不能な話でもあったがミュラーが冗談を言っているようには見えず、そういう世界もあるのだということだけ頭に入れた。 永遠神剣、超常の力、スピリット。 全て目の前のミュラーがいなければ知ることも無かった存在。 アキトは少しミュラーの故郷に行ってみたくなった。

「少しミュラーの故郷に興味が出てきたな。 良ければ、もっと教えてくれないか?」

「構わないけど、その代わりアキトの故郷のことも話してもらうよ。 私も君が住んでいたという世界に興味がある」

 そうして、アキトはミュラーとお互いの故郷の話をした。 取り留めの無い話や、日常、そして文明の違いなどを数多く話す。 懐かしい思い出や、自身のことさえ。

 どうにも、アキトは自分が饒舌になっている自分に違和感を覚えたが、それでも別に隠すようなことなど無い。 聞かれるがままに喋り、ミュラーの疑問に答え、また自身もミュラーに色々と尋ねた。 さすがにテロリストだったことなどは喋りはしなかったし、ミュラーもまた突っ込んだ話などを振らなかったから、自身のことを話せるだけ話した。 もしかしたら、久しぶりに見た宿敵の夢が彼にそうさせたのかもしれない。 それとも、ミュラーから感じる慈愛がそうさせたのか。 ただ、どちらにしてもアキトには良かった。 こういう静かな時間もまた、今のアキトは嫌いではなかったから。

「そういえば、こんなに話をしたのは久しぶりかもしれないな。 いつもは訓練ばかりだったからな」

「君は真面目だからね。 やりだすと他に目がいかなくなる。 少し、余裕を持つことを心がけたほうがいいかもしれないね」

「忠告痛み入る」

 師の教えに頷きながら、アキトは苦笑するしかなかった。 その後、しばらくはミュラーと話しをしていたのだが、話すに連れて、面白いことがいくつか分かった。 彼女の知り合いが以前地球の日本という国から来たというのだ。 彼女の世界ではその世界を『ハイペリア』と呼んでいるらしい。 自分の星の名前が思わぬところで出てきたこともあって、ついつい話に夢中になってしまう。 
 ちなみに、すっかり放置されたポニーテールの少女は、偶々髪の色がアキトの知り合いにそっくりな桃色だったため、アキトによって無意識に頭を撫でられていた。 まるで、父親が娘を寝かしつけているように見えたらしく、様子に気がついたミュラーによってアキトがからかわれることになったのはまったくの余談である。

 後日、そのことを聞いた少女は、そのときのことを――「あんまり気持ちよかったもんだから、猫になった夢見ちゃったじゃんか」――と、若干恥ずかしげに語ったという。 


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