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憑ポ (没

 2013-04-08
※注意 これは三部終了後の小ネタです。諸事情により会話文章オンリーの仕様ですのでご注意ください。また、これは憑ポであってなのポではありません。 それっぽい雰囲気をお楽しみ下さい。











「くそ、せっかく明日はリンディとデートなのにカグヤが仕事で出かけてるとは」

「こうなったら転移施設を使うしかないロボね」

「あー、そりゃだめだ。 海の連中が俺の魔力パターンを転移禁止にしたみたいなんだ」

「相変わらず犯罪者のままロボか。 アムステル・テインデルを宥めてるっていうだけで勲章物の功績だと思うロボが……」

「そんな内輪ネタなんざ海は知らんしなぁ。 それにだ。 連中は俺と関わることでアルハザードの連中が出張ってくることの方を怖がってる節がある」

「複雑ロボねぇ。 もう非常用の念話ラインを使ってソードダンサーを呼ぶしかないかもしれないロボよ」

「いや、時間もあるし今回は俺たちだけで転移しよう。 丁度、無限書庫の中枢でミーアが手に入れたっていう管理局の防衛システムの穴を突いてやろう。 くーっくっくっく」

「うわぁ、とっても悪い顔してるロボねぇ。 見つかったらどうするロボ?」

「そんときは逃げるだけさ。 よし、行くぞミニモア君。 超次元恋愛という距離の壁のせいであいつに見捨てられないためにも!!」

「あ、待つロボぉぉぉぉ」













憑依奮闘記ポータブル
略式BOA
「アンノウンレコード」













VS盾の守護獣
ザフィーラ

「――よし、中継地点に到着っと。 うぉっ!? なんだ、これは鋼の頚木? アブねーな。 一体どこの誰だ。 もう少しで刺さるところだったぞ。  ――ってザフィーラ? いや、違うな。 あいつなら俺を襲うわけがない。 お前は一体……」

「ザフィーラだと? ――否。 我は盾。 アリシアを孤独から守る守護狼なり!!」

「……(ポカーン)」

「フッ、驚いて声も出ないと見える」

「確かに驚いたのは間違いないが、そのえと、つまりザフィーラなんだな?」

「――否! 私は寂しい思いをしている幼子を守る良い狼連合から送られたガーディアン! 悪い狼とは一線を駕す守護狼だ」

「えーと、まぁ、うん。 分かった。 それで、そのえーと、守護狼とやらが俺に何の用なんだ?」

「決まっている。 アリシアが偶にはあなたとも遊びたいというから捕まえに来た。 神妙にバインドされるが良い」

「はぁ?」

「純粋な幼子を願いを叶えるのが我の使命。 悪く思うな。 手足の一本や二本折れるかもしれんが手加減はしよう」

「なんだこの面白可笑しい展開。 それに、なんかお前全身から魔力とは違う黒い靄みたいなのが出てるぞ――ってまさかお前アレか!? 闇の書の闇とか闇の欠片とか言う奴か!?」

「何をごちゃごちゃ言っている」

(あー、つまりなのポルート? 闇の書の余波被害で起こるパラレルワールド的な二次災害とかいう触れ込みのアレなのか? うへぇ、フルボッコタイムやってなくても出るのかよ。 まさか……俺の現状維持のせいで消えずに初期化されなかったとかそんなことはない……よな?)

「なんだか知らぬが、納得したようだな」

「なんとなくだが把握したぜ。 俺を侵食して取りこみ、ラインから書に戻ろうってんだろうがそうはいかない。 無駄な努力ご苦労様だな。 お前はもう過去の遺物だ。 デートの邪魔だし速攻で消してやるぜ!」

「何を言っているのかよくわからんが、いくぞ!」









憑依奮闘記ポータブル
~ザフィーラと死闘中~








VS湖の騎士
シャマル

「ミニモア君のスペック差で強引に倒したと思ったら今度はシャマルに化けるのか。 うへぇ、俺を取り込むことができる相手をそうやって模索してるわけかよ。 残念だが俺を取り込むことはお前には絶対に不可能だぞ。 とっとと諦めろっての」

「あら。 言いたいことはそれだけですか」

「いや、いいからチェンジしろよ。 単純戦闘能力だけなら支援型のシャマルと総合とはいえミニモア君が居る今の俺とじゃ相性最悪だろ。 結果は見えてるからラスボスを出せって。 ハリーハリーハリー」

「舐められたものだわ。 この一撃必殺のシャマルゥを前にしてその余裕とは……これだから事前情報だけで知った気になる小利口っ子は。 いいわ。 お姉さんが現実というものを教えてあげますからかかってきなさい!」

「また捏造改変か。 くっ、なんて奴だ。 おっとり系天然お姉さんが自信家強気キャラになるなんて一体誰得なんだよ!!」

「さぁ、ハラワタをぶちまけなさい。 一網大魔神にしてあげるわ!」

「しかもキャラがブレまくりだと? くっ、こちらをかく乱するつもりか!? 侮ったのは俺だというのか!?」
 






憑依奮闘記ポータブル
~シャマルゥと色々ぶちまけ中~








VS鉄槌の騎士
ヴィータ

「くそっ、驚いて損したぜ。 変わってるの性格だけじゃねーかよ。 それで次は……」

「クライド!! てめぇ、アタシのUSAGIをどこへやった!!」

「知らんわ!! ザフィーラがこっそりアリシアちゃんに貸してから行方知れずだなんて知らんわ!」

「知ってんじゃねーかよ! くそっ。 ザフィーラの奴、この前から妙に甘いものを作ってくると思ったらそういうわけか」

「らしいな。 というわけで、詳しいことはザフィーラに聞いてみろ。 今はヴァルハラに居るはずだぞ」

「おう、じゃーな。 ――って、逃がすかよ黙ってたお前も同罪だ!!」

「おうふ。 話の持って生き方が苦しいが、まぁ、そのなんだ。 しつこいな闇の書の闇」

「はっ、SSランクのUSAGIの誘拐を見過ごしたおめーには鉄槌が必要だ。 行くぞ、アイゼン!」

「やっぱり、こうなるのかよ」







憑依奮闘記ポータブル
~ヴィータとUSAGI合戦中~








VS烈火の将
シグナム

「で、だ。 順当に行けばシグナムだよなそりゃ」

「おお、主クライド。 これは良いところに。 この前の図書館、そしてデスティニーランドでの恥辱が気になって剣の修行にも身が入らないのだ。 なんとかして欲しい。 主に剣戟言語で」

「一体いつの話をしてるんだよ! 古いネタばっかりだ」

「思えばベルカ書道会では知る人ぞ知る期待の新星ともいわれたこの私も、ミッド語には苦戦したものだ(遠い目)」

「いや、えーと、まぁ、うん。 無茶振りしたかもしれないけど若かりし日のことだろ。 もう時効だと思うぞ」

「その時のストレスが私をこうも突き動かすのだ。 故に、だ。 少々手荒く行こうと思うが許せよ」

「お前らしいー戦闘理由かもしれないが、アレだな。 シグナムが言うとなんだかホッとするな」

「待て、どうしてそこで安堵するのだ。 いつもなら青い顔をするところだろうに」

「いや、他の連中と比べるとお前だけは無理やり感が少ないからなぁ。 寧ろ安心して戦える。 しかもアギトがいないから返り討ちのチャンスだしな。今なら技量はともかく、魔力量で押し切れる」

「――え?」









憑依奮闘記ポータブル
~シグナムに八つ当たり中~









VS翡翠の殲滅者
フェアリー・ザ・カレイドスコープ

「ここは通さねぇ。 通りたければオレとデートしろぉぉぉぉぉ!」

「ぶふっ。 なんてった。 リンディのオレっ娘が現れるだと? これ絶対パラレルワールド入ってるだろ!? ここまで乖離したリンディはさすがに嫌だ!! なんて邪道なリンディだ!!」

「じゃあボクっ娘設定でテイク2行きます? 助手の人と被るから嫌なんですけど」

「ちょ、おい。 急にオリジナル口調に戻るなよ!」

「リリカルな感じでクライドお兄さんのあらゆるニーズに対応できるってところをみせようかなーっと。 てへっ♪」

「あざと過ぎるわ!! てか誰の真似だそれは。 ミーアか? ミーアなのか!?」

「リリカル・マジカルがんばります!」

「フェレットに変身して誤魔化すな!」

「もう、それじゃあ一体どんなマニアックなのがいいんですか?」

「俺は普通のリンディが一番なんだよ!」

「普通じゃない貴方がそれを言うんですか。 今なら魔法少女でも魔法提督でも魔法艦長でもなんでも演じられますよ?」

「いや、普通じゃないせいで無理やり感が半端ないんだよ。 そういうのは止めてくれって」

「そんな、酷いですクライドさん。 こんなにも一生懸命がんばってるのに……えぐ、えぐ……」

「ちょ、泣くとか反則だろ。 止めろって無茶苦茶戦い難いだろ」

「――好き有り!! 先手必勝剣です!!」

「どわっ!」

「ありとあらゆる卑怯な方法で勝つのがクライド流。 そうなんですよね? だから女の武器を使っちゃいますよ」

「そういうのは大事な時のためにとっとけってんだ。 こうなったらもう一度、卑怯戦法の真髄を指導してやる。 覚悟しろ!」






憑依奮闘記ポータブル
~リンディを再教導中~








VS紅刃の襲撃者
スラッシュ・ザ・トランスセクシャル

「ぜぇ、ぜぇ、一体いつまで続くんだよ。 倒しても倒しても限りがねぇ……。 さっさとボスキャラのマテリアル三人娘をだせっての」

「はーい。 呼ばれて飛び出てジャジャッジャーン。 ここで真打ブレイドダンサーの登場です!」

「――待て、お前誰だよ!(※注意 クライドはレイヴァンをよく知りません)」

「今宵も私の剣がヘタレの血で飢えているぅぅぅ!!」

「……ひょっとして、聖王の隣にいた奴か? あれ、あいつ女だったっけか」

「正解! ちなみに、ちゃんとレアスキルと四層の防御結界も持ってるし、無限踏破もあるから私ったら最強ね!!」

「なんて鬼畜な!? くそ、こうなったらカグヤを呼ぶしかないな!! 念話式召喚魔法でバランスブレイカーを召喚だ。 ふはははこれで勝つる!」

「あ、ちなみにシリウスルートに入れなかったあなたにはシリウス召喚は無理だからそこのところよろしくね♪」

「――え? マジで?」

「うん」

「ORZ」

「むっ、やるね。 エアステップを応用したエアドゲザー!? これは新しい――って、ロングレンジバインド!?」

「ふはははは、隙だらけだニューフェイス! そもそもマテリアルには四層の結界は無いし魔力値がミニモア君以下じゃないか!! Sクラスなら勝機はある! 覚悟知ろ名も知らぬニューフェイス!」

「――ちっ、正々堂々と剣を交えないなんて不届きな奴!」

「大方レアスキルもハッタリなんだろ。 なら問題ない! ゲームバランスの妙万歳だ。 AS’編がつぶれたからって早めに出るしか無かった不幸を呪え!」

「――え? そっちは普通に使えるよ。 ほら」

「――わぁーっつ?」

「でもって、喰らえ超必殺奥義! 竜炎斬ぁぁぁん!!」






憑依奮闘記ポータブル
~レイヴァンモドキに苦戦中~









VS病み過ぎる死銀
ロード・ビックキャノン

「くそ、今までで一番疲れた。 なんだあいつ。 俺の知らない過去にでも蒐集された奴なのか? カグヤほどではないにしても、シグナム超えてるんじゃねーかよ。 グラムサイトとミニモア君とイヴァルディシールドが無かったら詰んでたぞ。 シグナムと剣筋が似てたからどうにかなったが……紙一重だったな。 で……次は――」

「――ふふふ。 ここから先へは行かせませんよ。 室長をラブで支配していいのはここに居るボクだけなのですからね!」

「ちょっ、絶対にマテリアルとして出てこないはずの人物がまたキター!? 君も蒐集されてないはずだろ!? というか、小型魔力炉搭載されてる機人をどうやって収集するんだよ!? それともアレか? 俺の記憶にある人物が出てくるだけってことなのか!?」

「さて、どうでしょうか。 少なくとも僕の場合は道理さえ無視してしまう程の莫大な愛のなせる業だと思います。 さぁ、ボクと愛死愛ましょう。 病みきった闇の中で永久に!」

「――だが断る!」

「嗚呼、そうやって照れる姿も愛おしい。 誘ってますね、焦らしてますね、照れ隠しなんですね。 なんていけずな三段攻めですか! こうなったら次元世界ごとボクの病みで取り込んで愛でるしか!? 始めましょう、愛の次元侵食!」

「くそ、嫌な方向にオリジナルを強化してやがる。 なんて病みだ直視できねぇ。 普通にしてたら良い娘なのに。 誰だ、こんなにも彼女を変えてしまった奴は!!」

「嗚呼ぁぁ、あなたが欲しくてこんなにも左手が疼くなんて……思わずアルカンシェルしちゃいそうになります。 静まれ、静まるんですボクの愛! 次元世界を超えてまで響く、無敵の愛の叙事詩が紡がれるその日まで!!」

「……もう、なにも言うまい」

「くっ、我慢できそうにありません。 補助動力駆動。 バイパス接続。 ツインラブエンジンフルドライブ!!」

「おい、駆動させるのは魔力炉だろ!! ラブエンジンってなんなんだ!!」

「愛の力でラブタービンを回す最強無敵の永久機関(エコ)ですが?」

「そんな夢のような永久機関があったらエネルギー不足の心配から人類はとっくにオサラバしとるわ!!」

「ちなみにこの超エネルギーは室長への愛が必要ですからボク専用の装備です。 量産してもボク以外には使えませんのであしからず」

「なんてこった。 解析してデバイスに組み込んでやろうとか思ったのに実行する前に破綻してるとは」

「ふふふ。 量産化<ハーレム>などさせると思いますか? 室長が許してもこのボクが許しませんよ。 まぁ、室長が望むというならありとあらゆる装備を搭載したボクを量産してボクだけのハーレムを形成することもやぶさかではありませんが」

「止めてくれ。 グリモア君は一人だけだ。 俺の助手は世界にたった一人しかいないんだよ。 そんなことをする必要なんてない!! (本音=そんなに一杯居たら胃が持たないどころか精神的に死ねるので止めれ)」

「室長……分かりました。 室長の気持ち、伝わりましたよ」

「分かってくれたか!」

「はい。 そんなにこのボクに独り占めされたかったんですね? 可愛いところもあるものです。 ハグしてあげましょう」

「ちがぁーう!!」

「かわされた!? 室長、どういうことですか!?」

「君こそ、その両手に発動させたイルアンクライベルはどういうつもりなんだよ!?」

「いえ、捕まえた後に逃げられないようにしようかと」

「――え? なにそれ怖いんだけど」





憑依奮闘記ポータブル
~グリモアに精神的に超苦戦中~







VS眠れる闇の覚醒者
クライド・エイヤル

「……終わったか。 リリカル三人娘のマテリアルが出ないのはある意味助かったが、これでようやくデートに――」

「――まさか。 そんなわけないだろう? 僕を忘れてもらっては困るよ」

「お前は……俺?」

「闇の書の欠片。 そしてマテリアル……か。 中々予測世界というのは凄いものだね。 本当に、どこまで偶然なる予測を完遂しているんだか。 ラプラスの試験管の中で生まれた君。 そして現実にその要素を孕んでいたというこの世界。 僕としては笑えないことばかりでたまらないよ」

「その点だけは同意する。 ジル・アブソリュートのせいでとんでもない目に合ってばかりだからな」

「難攻不落のジル・アブソリュートか。 確か、こういう顔の男だったっけね」

「……!?」

「やぁ、こうして君と話すことは初めてかな■■■■。 僕はジル・アブソリュート。 君の完成に尽力した者。 製作者とでも思って欲しい」

「――馬鹿な、ありえないぞ!?」

「ありえない、なんてことがありえない。 よく聞くようになった台詞だけど、これは驚くことでもないよ。 何せ、僕のデータも君という存在を完成させるために埋め込んでおいたのだから。 だから、あるはずだよ。 君の中にも僕のデータが。 そもそも君の現状維持は僕という存在のデータを継ぎはぎしたときに偶然手に入れたものなんだ。 君の中には部分的に僕が眠っているといっても過言ではないんだよね」

「……」

「ただ、どうやら問題もあったようで魔力資質と魔力がオリジナルのクライド・エイヤルと僕とで相互干渉を起こしバグってしまった。 魔力量が拡張しないのはそのせいかな。 ちなみに、憑依状態のときに宿主の力を十全に使えなかったのもこれに起因していますよ。 貴方は魔力成長という要素が剥奪されてしまい、宿主の体を遠隔操作するときには自身の安全のためにリンカーコアの生成した魔力を扱えないものとして一定以上になる前に体外に放出していた。 無意識のリミッターという奴です。 ちなみに、今の貴方もそれで固定されているようなものですが、もう何をしてももうどうにもならないでしょう。 データを改竄でもしなければね。 しかし、それに伴うリスクは大きい。 悪いことは言いません。 今の自分を大事にしてください」

「なるほど。 一応、筋は通っているみたいだ」

「実際、これしか僕には思いつかなかったとはいえ君には悪いことをしたと思っています。 君にとっては、この世界は二次元の向こう側のようなものだったはずですから」

「確かにそうかもしれない。 そのせいで、心のどこかでこの世界に住んでいる人との間で距離を取っていた気がする」

「これについては謝ることしかできません。 すいません。 貴方が生まれたのは僕のせいです。 そして、貴方を利用したのもその僕です。 貴方という存在を解体し、細分化し、他のデータを組み込み完成するように仕組んでいた。 全ては――」

「――自分の好きな女のためにってんだろ?」

「その通りです。 僕にとってはそれだけあれば、他の全てが許容されてしまう。 免罪符というには少しばかり独善に過ぎる価値基準ではあると思いますが、すいません。 僕はこういう生き方しかできない不器用な男でしたから。 もっと楽に、器用に生きれたら違った結末もあったでしょうが……いえ、これもまた運命だったということかもしれません。 この宇宙は不器用な者には生き辛い。 嘆きなど見飽きていて、僕という存在もその内のちっぽけな一つでしかないのでしょう」

「後悔しているのか」

「まさか。 決断したのは僕なので、彼女を恨んだことはありません。 強いて言えば、僕が憎むのは弱い自分であり彼女を救えなかった自分とその元凶となった者だけです。 もっとも、それさえも彼女の前では霞む事象だ。 僕はそれでいい。 彼女のために苦しめるなら、殉教できるというなら生きたことに価値が抱ける」

「聞いたとおりの男みたいだな。 ブレない。 普通は弱いから折れるのに、アンタは逆だ。 強すぎて折れ曲がれないからそんなになったんだ。 なっちまったんだな」

「そんな風に言われたのは初めてです。 もっと話してみたい気もしますが、長くは話せないようですしひとつだけ。 シリウスとカノンを頼みます。 彼女たちは友達が少ないんで、簡単には死ねない君は良い退屈しのぎの相手になるでしょう。 先の先の、未来の果て。 世界崩壊のその先まで、あの意地っ張り屋と僕とアルシェの娘を頼みます」

「分かったよ。 親父殿」

「……なんだか、こそばゆいですね。 子供もいないのに父親扱いだなんて」

「グリモア君が……あんたたちの娘である機動砲精カノンが娘なんだろ。 だったら、トールの野郎が兄貴でレイジングハートが姉貴か。 その場合はグリモア君が次女だとしたら俺は次男になるのかな? まぁ、無理やりな関係ではあるがそんなもんかなって思ってる。 それにアムステルの爺さんからはアンタの子扱いされてんだぜ。 今更さ」

「叔父さんが? そう……ですか。 はは、それなら良かった」

「良くない。 殲滅爺め、虎視眈々とミッドチルダを狙ってやがるんだ。 宥めるのに苦労するんだよどうにかしてくれ」

「叔父さんからすれば抑えてるだけで凄いと思いますよ。 短気ですから」

「……って、おい、薄くなってきたぞ」

「そろそろ変われということです。 嗚呼、そうだ。 最後に餞別を」

「なんだ、これ? 魔法プログラムか? にしては……うへぇ、大魔法並みに術式が長ぇぇ」

「アルハザード式魔法『難攻不落』、そして『バリアスライサー』。 せめてものお詫びです。 デバイスのスペックさえ確保できれば、現状維持とあわせて君の力となるでしょう」

「ありがたく貰っておくよ」

「それでは、失礼します」

「……行ったか」

「――ふん。 僕には迷惑だけ与えて君には餞別か。 これだからアルハザードの連中は……」

「どうかな? アレイスターがお前に時間を取り戻させたんだろう。 それはお前の願いでもあったんじゃないのか?」

「……そういえば、そうだったね。 まぁ、そもそも君というイレギュラーが生まれなければ僕は覚醒することもなかったらしいし、本当に君たちは僕にとって微妙な存在だよ」

「いやまぁ、俺としてもそういわれると心苦しくはあるんだがな」

「だろうね。 だから多分、僕で最後なんだろうね。 本当はわかってるんだよ。 闇の書の闇も。 だってさ、当たり前だよね。 君には現状維持があるから魔力侵食ができない。 つまり、ラインを辿って本体に回帰することができないわけだ。 なら君を襲うことには極論すれば意味なんてない」

「だが、それでもお前たちは俺を狙った」

「僕の憎悪に引きよせられたのか、一抹の希望を頼りにしていたのか。 それは僕には判断できないことだけれど、生まれ出たからにはその存在を何かに刻み付けたかったんだろう。 君は記憶し、記録する。 既にそういう存在だ。 だから、そう。 存在した闇も居場所を欲しがっているってことなんだと思う。 それが例えシュナイゼルの生み出した呪いのようなものであったとしても、その呪いもきっと生きていた。 だから例えそれが記憶の中だとしても、残りたいと思っているんだ。 そしてあわよくばずっと生きていたいとも思っていた」

「お前は違うみたいだな?」

「所詮は僕だって模倣データでしかない。 ただ、オリジナルは君に八つ当たりをしたいと心の中では思っていたんだ。 だから、それに引きずられた面があったんだと思う。 僕の居場所を奪った君への、ささやかな復讐といったところかな」

「……」

「居場所を奪われるというのは、ある意味究極の苦痛の一つなんだろう。 弟が生まれた兄。 妹が生まれた姉。 有能な社員が入社したせいでリストラされる社員。 恋人に浮気で捨てられた人間。 そんなのにも似た嘆きが、僕の憎悪として今を形成した。 その闇は君を攻撃するという方向性でもって楽になろうとしている。 けれど、それも結局は無駄であり意味を成さないものだ。 だからもう、楽にしてくれないかな。 シュナイゼルの呪いとともに、僕たちもまた消えるべきだろうから」

「そうして欲しいって言うんだったら、お前がそう言うんだったら是非もない。 成り代わっていた俺としても、これは飲み干す必要があると思う。 ケジメを一つ、つけられるからな」

「うーん、君を楽にしてやるつもりは無かったんだけどな。 そんな風に言われると困るなぁ」

「だが手を抜く気もないんだろ? それで満足してくれよ」

「まぁね。 それじゃあ、始めようか。 僕はクライド・エイヤル。 闇の書の闇のその最後の意志を委ねられし者。 マテリアルクライドとでも呼んでくれ」

「ならこっちも最後に自己紹介しておこうか。 俺の名はクライド・ハーヴェイ。 クライド・エイヤルに一時的に成り代わり、今ではこの世界に生まれ落ちたプログラムキメラにしてアブソリュートの悲願の一つを体現する者。 バトルデバイサー・ハーヴェイだ」

「ははっ、格好つけた言い回しだ。 元はただの学生でしかなかったのにね」

「様式美って奴さ。 必要だろう、お互いにここに居るための”肩書き”が」

「そうだね。 その肩書きこそが、君と僕を分かつ境界線にも等しいものだ」

「俺の中にもお前が居るんだろう? お前には成れなかったけど、俺なりにこの世界を楽しませてもらう。 というわけで――」

「――うん。 始めようか。 勿論、タダでは消えないよ。 最初で最後の全力戦闘だ。 実はね、一度位は知っておきたかったんだ。 アリアたちの居る魔導師の世界って奴がさ」

「上等だ。 掛かって来いクライド・エイヤル。 リーゼたち仕込の戦い方ってのを味あわせてやるよ!」








憑依奮闘記ポータブル
~マテリアルクライドと激戦中~










「……ふぅ。 終わったか」

『何が終わったんだこの馬鹿!』

「うぉっ、次元通信? ――って、なんだディーゼルかよ」

『なんだじゃない! どういうつもりだ! 辺境とはいえ派手に戦うなんて。 おかげで帰還中に情報を探って来いなんて命令を受けたんだぞ!? しかも局所的に次元侵食が起こりかけていたじゃないか!』

「……あー、その、大変だなぁ管理局員って」

『しみじみ君に言われなくても自覚している! それで、さっきの戦いなんなんだ。 また妙な事件が起こってるんじゃないだろうな。 それも奇想天外な方向に突き抜けたキワイ事件が!』

「闇の書の余波被害って奴さ。 俺だけを狙った……な。 さっきので最後だし、今の奴はもう大丈夫だ。 多分」

『……本当に大丈夫なのか? 君の偽者がいたようだし、まさか連中の残党じゃないだろうな』

「いや、それはないな。 あれは俺への嫌がらせみたいなもんだ」

『はっ、君に嫌がらせだなんて物好きもいるものだ』

「おかげでこんなところに足止めされちまったんだよ。 ちょっとトランスポーターかしてくれないか。 次元転移の途中だったんだよ」

『あのなぁ、一応君はまだ海では犯罪者扱いなんだぞ? こうして通信してるのだって穏便に解決したいからだ。 それ以上でもそれ以下でもない。 君のことだ、”ソードダンサー”をすぐに呼べるんだろう? 局員の被害を考えたら手を出すのは御免だってだけの話だ。 それに浮上した君のバックと戦うことをこちらは非常に恐れている。 まったく、いいご身分だな。 許可さえ下りればすぐにでもとっつかまえてやるというのに』

「そう嫌そうにいうなよ。 俺とお前の仲じゃないか」

『冗談じゃない。 君と馴れ合うつもりはないね』

「ちぇっ。 しゃーないなぁ。 自前で飛ぶしかねーか。 それじゃ、俺はもう行くぜ。 仕事がんばれよ」

『言われるまでもない! そっちこそ、何をしてるのか知らないがせいぜいリンディさんに嫌われないようにするんだな』









憑依奮闘記ポータブル
~クライド次元転移中~












「はぁはぁはぁ、くそ。 嫌に疲れた。 やっぱりカグヤ抜きでミッドに不法侵入するのは骨が折れるな。 まぁ、監視網にまだ穴があるのは把握できたが労力が半端ねぇぇ。 なんて使いにくい路だよ」

「お? 坊主じゃねぇか! 生きてるって分かってからこっち、よく来るようになったな」

「ちわーっす店長。 リンディはまだ来てないみたいだな」

「お前らまたデートかよ。 いいねぇ、若い奴らは」

「店長もミズノハ先生と偶にはデートに行けばいいじゃん」

「抜かせ。 それなら家族旅行に行くってんだよ。 この前娘が商店街の福引で当てやがったからよぉ」

「マジっすか。 すげぇなぁ。 旅行ってどこ行くんです? リゾートとか?」

「温泉旅行だな。 さすがに次元世界の向こうじゃあないがミッドに第九十七管理外世界出身者ご用達の穴場があるんだよ」

「へぇぇぇ、ミッドに温泉なんてあったんだ」

「別世界の文化の影響で、ひっそりと旅館が建ってやがるんだ。 お前らも一度は行ってみたらいい。 ありゃあ、いいもんだぜ。 家族風呂もあるしよ。 偶に喋るフェレットが入りに来るらしいぜ」

「ふぅーん。 店長が勧めてくれた場所なら興味あるな。 今度調べて行ってみるかな」

「クライドさん、お待たせしました」

「おお、来たかリンディ」

「なんだか疲れた顔をしてますね。 何かあったんですか?」

「ケジメを一つつけてきた。 といっても力づくで、だけどな」

「ケジメ……ですか」

「まぁ、そのうちに話すさ。 んじゃ、店長。 また後で食いに来るから」

「おう。 楽しんでこいや!」











憑依奮闘記ポータブル
略式BOA
「アンノウンレコード」
             ~完~









あとがき
 全部の対戦を文章化してもバトルばっかりでおなか一杯になりそうだったので断念しました。しかも大事件化するのが憚られ、かといって捏造しようにもこれこそ短期決戦で終わらせるべきものであると考えて開き直りました。 バトルでは今までのクライドの装備と戦術でなのポっぽくフルドライブバーストしながら戦って勝利したと各自で脳内補完してください。

 しかし、試しに書いてみて無理やり感が半端ねーです。本来はマテリアル三人娘が出るポジションに憑依奮闘記版の魔改造三人が登場。 会話だけ縛りも思ったより難しい。 それに時代を考えるとまぁ、しょうがない処置ではありますがやはりネタ以上の代物ではない気がしてどこか無念です。

つーか、シュテるんとか王様とか雷刃さんとかシステムU-Dとか例の姉妹とかマジ絡め難い。 そして出してしまうと連中はみんな闇の書を目指すわけで、となれば奮闘記ではそれがあるクライドの家、つまりは浮上して放浪しているアルハザードへ行くとなる。 となると……うん。 全員が涙眼になってしまうことだけは間違いない。というか、我らが聖王陛下と覇王の人、そしてフォースの人の立ち居地まで考えるとなるとよりハードになります。 全部アレイスターが楽しんで誘導したんだよ! というのもありかもしれませんが、困るのはやっぱりクライドなわけで、またお前か!? ということになってしまう。 うーん、最初に書き始めたときはゲーム出てなかったからしょうがないとはいえ、無理やり入れるととんでもなくなりますねw




追記(例によって例の如くアホな妄想が浮かんだので考えてみた)


クライド・ハーヴェイ
使用条件 レイハさんを魔改造する

ロングレンジ
☐    シールドカッター
☐溜め  シールドカッター×4
△    ミョルニル
△溜め  ディフュージョン・ミョルニル
○    ミラージュハイド
○溜め  スタンフェイク

ショートレンジ
☐シールドナックル
 →追加☐ アンカーショット
   →追加☐ ガンナックル
   →追加△ バンカーナックル
△ブレイド
→追加△対魔法刀
   →追加△ マジックガン
   →追加☐ イルアンクライベル

フルドライブバースト
マジックカッター

固有スキル 絶対領域
      現状維持

注意 
   ・システム上、ミニモア君は分離できません。
   ・クライドとミニモアで別々に魔力ゲージを持っています。


リンディ・ハラオウン
使用条件 クライドルートクリア

ロングレンジ
☐      シューティング・レイ
☐溜め    ブレイズカノン
△      スティンガーブレイド・ホーミングシフト
△溜め    スティンガーブレイド・ジェノサイドシフト
○      フェイク
○溜め    ストラグルバインド

ショートレンジ
☐杖打撃
△薙刀
→追加△なぎ払い
   →追加△ ステインガーブレイド・ウォールシフト

フルドライブバースト
ディストーションシールド
 →追加フルバースト フェアリーウイングブレイカー

固有スキル 大魔力

注意 
・選択コスチュームにより、コマンド内容及び容姿が変化します。
・フルバーストストックが余っている場合のみ、ウィングブレイカーが使えます。
・フェアリーウイングブレイカーは通常の二倍強の威力です。


カグヤ
使用条件 乱入してくるカグヤを時間制限以外で撃破

ロングレンジ
☐      凍破一閃
☐溜め    青竜一閃
△      居合い
△溜め    無限踏破(零)居合い
○      無限踏破(零)
○溜め    無限踏破(無限)

ショートレンジ
☐居合い
→追加☐ ソードダンス
  →追加☐ 凍破一閃
△氷水
→追加△ レイヴァンテイン
  →追加△ ツインダンス

フルバースト
双竜一閃

固有スキル 限界突破

注意 
・フォームチェンジにより小さくなったり大きくなったりします。
・基本刀での通常斬撃はすべてAMBです。
・AMBを敵に当てるとガード無視で敵キャラが即死します。










所詮は没ネタなので生暖かい眼で流してください。
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