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語られざる歴史を捏造して語ってみる00w

 2007-08-20
注意

 この小説はテイルズオブファンタジアの外伝小説『語られざる歴史』と機動戦艦ナデシコ、及びPCゲームの『スピたん』を適当にクロスオーバーさせ、トラスの趣味を反映させた形の二次小説となっています。 メインは語られざる歴史の話です。 トラスはヘタレなので文章が読みづらいなど不便なこともあると思いますが、暇つぶし程度に見てくれれば幸いです。


プロローグ




――たった一つのモノを探して彷徨ってきた。

 数々の星を巡り、枯れ果て、あるいは無くなったそれらを見て唯一人悲しみに拳を振るわせる。 民の期待を一身に背負い、星の命運を唯一人託された彼には、休むことさえ許されない。

 止まることなどできず、使命の重さが彼を縛り続けた。


「次で、最後であろうな」


 自らの体調を考え、金髪の男は疲れきった表情で呟く。


線の細い長身の体、しかし鍛え上げられたその体は絶妙なバランスを保っていた。

 最後だ、などと言う言葉から連想できる姿ではない。しかし、それは外面だけ見た場合の話であった。

 内面では、託された力の消耗故にそれほど良い状態ではない。

 バランスが取れた屈強な肉体も、中身が詰まっていなければ意味が無いだろう。 それは、例えるならガソリンが尽きかけた車のようなモノだった。 どれほどのポテンシャルを秘めようとも、それを生み出すための活力がないのであればどうしようもない。

 だからこそ、それをよく自覚している彼は呟いたのだ。


――次が最後だと。


 男が目を瞑り、次の瞬間には青白い光に包まれる。 長髪が靡き、金髪を揺れる。

 その周囲を、二つの光でできた球体が彼を中心に星の衛星のような軌道を描き、次の瞬間には凄まじい速度で空を駆けた。 その中心にいる彼を運んだまま、何処とも分からぬ場所へ。

 彼が求める”それ”が存在するであろう場所まで。


――長い長い、旅の再開であった。



 巡る、巡る、巡っていく。


 ありとあらゆる事象を超え、ありとあらゆる空間を超え、星間の狭間さえ超え、そして時間さえも超越する。 唯一つ、求めるモノをその手に掴むため。

 託された力を、自身にかけられた希望を成就するために男は駆けつづけた。

 一時も休まずに、それを知らず、ただ孤独の中で、安らぎを知らぬままに。


――否、知らないのではなかった。


 彼はただ、忘れていただけだった。 彼は安らぎを知っている。 孤独を救う術を知っている。 ただ、今はそれが許されないだけ。

 振り返ることができず、前だけを見て、ただ突き進むことしかできない。 まるで、引くことができない閃光だ。

 気がつけばいつの間ににかその場から消える、遥か彼方へと向かう閃光。



 止めることなどできはしない。


 使命を果たすその瞬間まで。


 彼は、ただただ閃光のように駆けるのみ。


 今はまだ――。

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